
創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
墓石の据え直し工事が 2 件あった。
たまたまその二軒が「墓じまい」をしようかどうしようか考えておられた。
詳しい事情は聴いてないので分かりませんが、
子供さんがおられないか、
子供さんが遠方におられるか
のどちらかだと思う。
なのにもかかわらず、
両家とも、
「自分たちが面倒みられる間はキチンとしておきたい。」
と言う理由で囲いの石を新調して古い墓石を立て直しました。
片方の家の墓石には納骨を入れる場所がなかったので
新しい墓石を建てようか今の墓石を立て直そうか迷っておられた。
見積させてもらったのですが、
ワシの営業能力が無いせいで立て直しになりました(笑)
古い墓石を立て直すのですが、
骨を入れる入り口が無かったので
入り口の加工も一緒にしました。
花立もなかったので新調し、
納骨の入り口の蓋に線香立てとローソク立を付けました。
写真が無いので分かりにくいかと思いますが。
もう一軒は花立はあったんですがステンレス製の花筒が入るように穴をあけ直して据え付けました。
納骨の穴は開いており、すでに2体のご遺骨が納められていました。
この頃簡単に墓じまいをされる方も多いけど、
「元気なうちはご先祖様を守る。」
と言われる方もおられるんだなっと思うと
石屋をやっているワシもめちゃくちゃ嬉しいです。
なかなか今の時代も捨てたもんやないなぁと思う。
今回のこの二軒のお施主様はお年をお召しになっているんですが、
若い世代の方もこの二軒の方の様に墓石を、ご先祖様を大事にして欲しいです。
ご先祖様がいて今の自分がいる。
ご先祖様の一人でもおられなかったら今の自分はいないかも分かりません。
今生かされている事に感謝し、
ご先祖様にも感謝して欲しいと思います。
これからの人生どういう風になるか分かりませんが、
ご先祖様への感謝の気持ちと、
先祖供養という事を忘れずにいて欲しいと思います。
行ける時でいいのでお墓詣りに行って欲しいです。

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