
創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
この日は「墓じまい」をしに行って来ました。
なんと自分の家の敷地内から沢山の一石五輪塔やお地蔵様、墓石、五輪塔の玉
など色々な物が出て来たらしいです。
大分昔の話らしいんですが。
一度現場を見に行った時にその数を見てビックリしました。
今回その家の方が亡くなり、
女性ばかりでみんな嫁いでおられ、
土地を売るのにはキチンとしておかないといけないという事で、
今回「墓じまい」と言う選択をされました。
しかも「組合の無縁塚に持って行き、年に1回掃除と法要をやっています。」
とご説明させて頂くと、
「そうしてもらうと安心です。」
っと言ってもらえました。
まず見積もりをするにも規則正しく並んで無いので、
キチンと数が分かりません。
なぜかと言うと、
規則正しく並んで無いので、
「コレ数えたかな?」
って言う石が出てきて、
それが何回も「コレ数えたかな?」
って思う事があり、
最後には「もうええわ。」
ってなり見積もりに苦労しましたが(笑)
それで現場に行って大変だったのが、
半分以上土に埋まっている。

もう少し簡単に取れると思っていたのに、
必死で掘って出していきました。
一番前列を掘っていると石に当たり、
土の中から五輪塔の玉がわんさか出てきた。
しかも両端は45㎝丸位の玉。
出すのにも苦労したし、
4輪の運搬車に載せるのにも一苦労。
そんな石があると思っていないので、
その球を運搬車に載せる道具も持ってきていないので
必死で取り出しました。
この日は筋トレしている様な1日でした。
天気も良く、いい汗がかけました(笑)
結構な数土に埋まっていたので、
土をならしても10㎝以上低くなってしまいました。

次の日山砂を入れて仕上がりです。

この工事をしたのが滋賀県石材組合連合会の無縁墓受け入れの日の2日前。
なんせ一度載せて持って帰って降ろしてまた載せるなんて言う事はやってられない。
なのでトラックに載せっぱなしにしておきました。

無縁塚で降ろすのが憂鬱です(笑)

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