少し前になりますが二十年くらい前はよく仕事があった大工さんが工場に来た。
「ご機嫌さんやなぁ」
ほんまにご機嫌さんやん(笑)
来たかと思たらいきなり
「のれんのおもりを作って欲しいねん。」
「〇〇円で簡単でええし扇子の形にちょっとへこめて掘ってくれ。」
と。
ちょっとへこめてって簡単に言うけど・・・
けっこう手間かかるねん!
〇〇の数とホンマの金額のケタはちゃいます(笑)
「そんだけしか出んの?」
厳しいこと言うわ。
でもおもろそうな仕事やなぁ。
「やらせてもらうわ。」
と了解した。
とりあえず絵を書いてみた。
大工さんはこの扇子の部分を「沈めてくれ」
って言う事でした。
しか~し!
浮かせてしまいました。
大工さんはこの逆を言うてたけど
それではおもろない!
昔はよく仕事をさせてもらってたのもあるし金額関係なし!
いったれ~!!
サンダーが入らない所はエアーハンマーできれいに作っていきます。
ここで終わってもよかったんですが・・・
やってまいました。
ほんまもんみたいに加工。
小さいので骨まではつくれませんでしたけど。
前に大きなレリーフで扇子を作ったときは骨まで作りました。
エアーハンマーできれいに仕上げていきます。
上の角を面取りして仕上がりです。
「やっぱりええなぁ~!」
ほやけどもう一個作らんとアカン。
沈めといたらよかった(笑)
次回の記事はコチラ 「近江商人の町、古い町並み、近江八幡市新町に扇子の石彫刻!!」
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