狛犬の話を問屋としていた。

大きさや、どこどこの狛犬の話とか。

狛犬と言っても色々な形や大きさがある。

あそこの狛犬はどうのこうのや、

誰が作った狛犬がどうのこうの。

喋り始めたら色んな事が出てくる。

今日は狛犬からおもうことを書いてみようと思います

創業天保元年 6代目 ものづくりが大好きな 兼子石材店 店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。

なぜワシが狛犬の事が色々と喋れるかと言うと、

ワシの石屋としての原点なんです。

どう言う事かと言うと、

高校を卒業して修業に行った店が、

狛犬と言えば・・・て言う位、

狛犬の老舗でした。

今はもう廃業されたんですが、

愛知県岡崎市の成瀬石材商会(株)。

ワシの親方も、親方のお父さんも、有名人です。

ワシが修業に行った時はもう親方の父親さんはおられなかったんですが。

その店での狛犬づくりがワシのものづくりの原点なんです。

他の物も作っていたんですが、

何が原点って言うとやはり狛犬になります。

初めの頃は朝から晩まで狛犬の事ばかり考えていました。

もちろん初めは形を覚えるのに先輩が作った狛犬の仕上げ作業から。

足の間の穴あけをして、

形を作っていって

「職人目線動画!岡崎型狛犬 仕上げ編」

綺麗にこすって

「職人目線動画!岡崎型狛犬 仕上げ編 4 」

毛のスジを彫る

「職人目線動画!岡崎型狛犬 仕上げ編 6 」

と言う手順。

でも初めのうちは一匹仕上げるどころか、

一面仕上げたら先輩に仕上げを取られる。

どう言う事かと言うと、

先輩と二人一組で作っていく。

ヨウイドン!

で始めるんですが、

なんせ初めは荒く形を作ってるうちに先輩が形を作ってしまう。

ワシが仕上げしている間に先輩がワシのやりかけを作る。

先輩が形を作るとワシが仕上げかけた狛犬を仕上げる。

ワシが先輩の作ったやつを仕上げる。

先輩が仕上げ終わると、

ワシの仕上げている狛犬を仕上げる。

と言った風に取られっぱなし。

初めの頃なんて全然できないので

ほぼほぼ先輩が作っている。

そこで負けん気が出てきて、

ちょっとでも多く作ったろう!

と思っていつも作っていた。

作るのが好きと言うよりも、

先輩に負けたくないと言う気持ちの方が大きかった。

ワシが出来るようになってくると今度は後輩と一緒に作るようになる。

そうなると少しでも多くワシが作ろうと必死で作っていた。

こんな思いで作っていたんですが、

いつの間にか作るのが好きになっていました。

先輩や後輩のおかげの様に思います。

これからも昔の気持ちを思い出して頑張って行こうと思います。