色んな用事で
色んな所に行く事がある。
その行った場所行った場所で、
ついつい石の製品を見てしまう。
何なら建物に貼ってある石まで見てしまう。
完全に職業病です(笑)
今日は、
「石屋は石製品のどこを見ているのか」
について書いて行きたいと思います。
創業天保元年 6代目 ものづくりが大好きな 兼子石材店 店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
特に古い石製品を見る事が多い。
機械なんか使っていない手加工の製品で、
綺麗に作ってあると、
飛んで行って見入ってしまいます。
団体行動の時やとほって行かれそうになります(笑)
どの地方に行っても
手加工で綺麗に作ってある石製品があります。
昔はその土地その土地で腕のいい職人が居たんだろうと思います。
今ではほとんどの石屋は、
全部問屋任せ。
なんなら中国製品。
良い物が残る訳がない。
残念な事なんですけど。
どんな物でも
今は値段で中国製品が多い。
見ていてもあまり勉強にならない。
やはり機械のない時代の石製品が一番良いと思う。
今の方が機械も発達して、
昔より上手に作れて当たり前なんですが、
機械では出せないわずかな曲線があるんです。
これを分かる石屋は少ないと思います。
このわずかな曲線が、
機械で切って作った四角い石製品と
仕上がりが違うんです。
分かる人にしか分からない所なんで、
一般の方には分からない、
マニアックな世界なんです(笑)
それに昔の製品は綺麗に作ってある物が多い。
特に大きな神社や大きなお寺。
参拝者が多く、
目につきやすい。
職人の腕の見せ所やと思う。
「そう言う仕事がやってみたい。」
って、いつも思っています。
でもこの頃大きな神社や大きなお寺の仕事は、
「合い見積もり」
国内加工の製品を使ったら、
間違いなく入札で一番高くなる。
今は金額が一番。
製品の精度は2番どころか
もっと後かも知れません。
そう思うと昔のお施主様は
良い製品を奉納されている。
やはり金額よりも
「製品の精度」
が優先だったのだろう。
こういう時代だから
職人も育って行く。
今は・・・
でもワシは、
色んな石製品を見て、
ちょっとでも腕を上げて行きたいと思っています。
いつか大きな仕事をする時のために。