岡崎での修行を終えて家を継いでから、

数多くのお墓を建てさせて頂いて来た。

色んな墓地にお墓を建てに行ったけど、

行く墓地行く墓地でうちが建てたお墓が気になる。

そしてついつい見てしまいます。

今日は、

「お墓を建て終わってから石屋が思う事」

について書いて行きたいと思います。

創業天保元年 6代目 ものづくりが大好きな 兼子石材店 店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。

どうしてもうちで建てたお墓や加工した物は、

その場所に行くと気になって見てしまいます。

ほんまにチョットした物もです。

お墓の場合、

今は花立などをボンドで接着しているので、

まず取れる事はありません。

しかし平成の何時頃かは忘れましたが、

それまでは花立などをノロ(セメントだけをこねたもの)

で、接着していました。

全部ではないんですが、

たまに外れている事があります。

見つけたらその時出来なくても

ボンドで付け直しています。

親父がバリバリやっていたころのお墓のローソク立は、

風が吹いてきたら消えるローソク立です。

今の様な、消えにくいローソク立ではありません。

他にもお墓が傾いてないかなど、

パッと見て分かる所だけですが見ています。

ワシ一人で仕事をしているので、

なかなか改まって見に行く事は無いんですが、

仕事で行った時には気にして見ています。

「ちょっと傾いているな。」

って思うお墓もあります。

昔に基礎コンクリートがしていない時に建てたお墓がほとんどです。

お施主様がお参りされていたら

言ってみるのですが、

なかなかタイミングよく会う事がありません。

長年経っていると、

水垢が付いているお墓が多くなっています。

ほとんどのお墓が水垢が付いていると言っていいほどです。

マメに掃除に来れないのも分かるので

仕方ない事なんでしょうね。

それに草が生えない様にコンクリートを塗ってその上に玉砂利をまいておいても

長い月日で砂ぼこりがたまり、

草が生えてきています。

長い年月が経つと、お墓にも色んな変化が出てきます。

お墓は完成した日が終わりではありません。

何十年という時間の中で、

少しずつ変化していきます。

だからこそ、

建てた石屋がお墓を気に掛け続ける。

それも大切な事ではないかとワシは思っています。

それが、長く安心してお墓を守っていく事につながるのではないでしょうか。

ワシはこれからも、

仕事で墓地に行くたびに、

つい自分が建てたお墓を見てしまうんやと思います(笑)

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