墓地に行くと色んな色の石や
色んな種類の石でお墓が建っています。
値段も石の種類によって大きく違います。
今回は、
「安いお墓と高いお墓の本当の違い。」
について書いて行きたいと思います。
創業天保元年 6代目 ものづくりが大好きな 兼子石材店 店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
お墓の値段で
・基礎工事
・据え付け
は、どんなに高い石でも安い石でも
同じ形のお墓なら値段は一緒です。
当たり前の事ですが
どんな石種でも形が一緒なら
同じ工程で、同じボンドなどを使って施工します。
基礎工事の場合は、
同じ大きさの御影石なら、
基礎工事も同じ値段になります。
黒石の場合は、同じ形でも御影石に比べて2,3割重さが重たいので
多少値段が上がります。
加工精度は今の機械なら高い石も安い石も硬い石も柔らかい石もほとんど変わりません。
でも加工できる職人だけが分かる違いがあります。
ワシが言う柔らかい石とは、
お墓に使われている御影石なんで硬いのですが、
加工する職人にしか分からない感覚があります。
表現しにくいのですが。
大体ワシが思う柔らかい石は、
吸水率も高い石が多いです。
それに白系の石。
安めの石に多いです。
反対に硬い石は
高い石が多く、
吸水率も低く青手の石が多いです。
中でも最高級の庵治石は、
硬くて粘りがあり加工するには最高の石です。
仕上がりも綺麗ですし粘りがあるので角も綺麗に出ます。
細かな細工にも適しています。
この粘りと言うのも
加工する職人にしか分からない感覚です。
簡単に言うと「欠けにくい」
という事になると思います。
外国の硬い石にはなかなかない感覚です。
庵治石はいい事ばかりのようですが、
唯一の欠点は、値段が高いという事です。
値段が高いのにも、きちんとした理由があります。
説明が長くなるのでまたの機会に。
「では何が一番違うのでしょう?」
10年後、20年後にお墓がきちんと建っていても、
石そのものは少しずつ経年劣化していきます。
日に焼けたり水を吸う事で色も変わってきます。
石には目に見えない穴が無数に開いていて
そこに水が入って行きます。
その時一緒に汚れも入って行き、
白手の石は段々色が変わって行くのが分かります。
一方で青手の石はそれが分かりにくいと思います。
何なら色が濃くなっていい石に見える事もあります。
石にはそれぞれ長所も短所もあります。
参考にして頂いて、
値段だけで決めるのではなく、
「どんなお墓を建てたいのか」
「何を一番大切にしたいのか」
それをご家族で話し合って、石材店に相談してみて下さい。
一度建てると何十年、何百年と受け継がれていくお墓です。
石は一度建てると簡単には取り替えられません。
だからこそ、ご家族みんなが納得できるお墓づくりをして頂けたらと思います。