創業天保元年 6代目 ものづくりが好きな 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
とある問屋がうちの工場来た。
ちょうど文字彫をしている時に。
何とかこの日中に彫ってしまいたかったんで、
「今日は忙しいしまた今度。」
って言うと、
ある山石屋(石を取っている業者)の倒産の話を聞いた。
景気が悪く、国産材という事もあって、
なかなか売れないとは聞いていたけど・・・
「ちょっと待て、ちょっとだけ喋ろうか。」
と言って喋ってみた。
なんと去年に倒産やったかな?
ちょっとビックリしました。
良い石が取れる山だったんでうちの店もよくその石を使っていた。
ほんまに良い時の石は色も濃くて目が細かくメチャメチャ良い石でした。
景気が良い時は在庫として何基か買っておいた時もありました。
そこの山は、昔は下に向かって掘って石を取ると言う石の取り方。
持山の広い土地でも、
ある一定の大きさの所を掘り下がっていきます。
上から見ると人や重機が小さく見える位深くまで掘り下がっていました。

でもその取り方は危険が多いと言う事で、
平らに採って行くと言うやり方に変わりました。
すると、
表面の石は使い物にならない。
掘って行く。
良い石が出なければ、
また掘って行くと言うやり方。
前の様に持山の所の一部分だけで取って行くのではなく、
持山全体で取って行くので掘る量が増えていきます。
景気がよく、石がよく売れている時は、
いくらでも掘っていけると思いますが、
景気も悪く、
国産の石がなかなか出ない今の時代は、
山石屋さんにとっても苦しい時代だと思います。
多分昔取っていていい石が出ていた所ぐらいまで掘ったら、
良い石が出るんだと思いますが、
掘る量が半端ない。
これだけ売れなければしょうがないかと思いますが、
昔のあの良い時の石がもう一度使ってみたい。
それに自信もってお客様にも進められる。
後をやる業者もないみたいなんで、
ほんまに残念です。
景気が悪いのと、お墓離れが進んでいるのかなぁ?
ちなみに文字彫は無事終了しました(笑)