お墓を建てる時、

石の種類、

デザイン、

予算。

皆さんそこばかり考えます。

でも職人のワシが一番気になるのは、

「墓地の場所」です。

霊園やお寺の場所という事ももちろんあります。

近ければ近いほどいいですし、

交通の便もいい方が良いですよね。

でも今日は、

「墓地や霊園の中のどの場所に立てるのか」

について書いて行きたいと思います。

創業天保元年 6代目 ものづくりが大好きな 兼子石材店 店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。

すでに場所が決まっている方はしょうがないのですが、

これから購入を考えておられる方は、

参考にして頂ければと思います。

まず気になるのが地盤です。

池や沼を埋め立てて墓地になっている所があります。

全部ではもちろんないですが、

地盤が悪い所もあります。

綺麗に造成されていると全く気付かないと思います。

次は以前、ある石屋さんから教えて頂き、今でも印象に残っている話です。

造成された霊園なんかも、

造成のやり方によって大地震が来た時の被害の大きさが変わってきます。

山を削って造成した所は良いのですが、

埋め立てて造成した所は

大地震で土地ごと滑ってしまう可能性があります。

よく墓地には桜などの木が植えてある所があります。

その近くだと春のお参りは綺麗でいいのですが、

木の近く、

特に大きな木が建っている近くは

木の根っこがあります。

長年経つと木も大きく育ってきて、

根っこも大きくなり、

お墓の下に根っこがあると、

お墓を傾ける原因になります。

それに木の葉も落ちてきて掃除が大変になります。

花が咲いて綺麗とか、

陰が出来る

とかいい所もあるんですが、

職人として見ると、

お墓にとっては気になる点の方が多いと感じます。

最後にもう一つ。

一般の方には分かりにくいと思いますが、

傾いているお墓が多い所は気を付けた方が良いと思います。

墓地全体でもあると思いますが、

墓地の中の一部分だけが傾いているお墓が多い所も見かけます。

その周りも地盤が影響している可能性があります。

注意して見ていると分かるかもしれません。

ざっと書いてみましたが、

お墓本体や施工以前に墓地の場所が重要になって来ます。

聞いて分かるようでしたら

お墓同様、土地の事も色々と聞いてみて下さい。

お墓は石だけではありません。

そのお墓を支える土地も大切です。

子や孫へ受け継いでいくお墓だからこそ、

墓地の場所にも少し目を向けてみて下さい。

きっと長い年月が経った時、

「この場所を選んで良かった。」

そう思えるお墓になるはずです。

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