前回は荒バツリでした。
大まかな形が出来てきました。
ここからは段々と狛犬らしくなっていきます。
狛犬の下の部分。
前足と後足。
そしてしっぽの部分の形を作って行きます。
創業天保元年 6代目 ものづくりが大好きな 兼子石材店 店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
今回は初めての試みで、
前足を、正面と横の両方から先に形作りました。
横を粗取りしてから前足のラインを作り、

石を立てて足のラインを作って行きます。

理由は、
先にしっぽの方を粗バツリしてしまうと、
しっぽ側を下にして置いた時に不安定になるからです。
それと、先に前足を作った方が足のラインを出しやすいからです。
それからしっぽの方をハツって行きます。

全体の形が出てきたので
前足、後足、しっぽを作って行きます。

前足が出来ました。
墨で絵を書いて後足としっぽを作って行きます。
この狛犬本体は1尺5寸(約45㎝)と小さく、
しっぽの毛も細かく作られています。
普通のノミでは作りにくいので、
エアーハンマーのノミを使いました。

これが今回使ったエアーハンマーです。
先端に小さなノミを付けて石を彫って行きます。

狛犬が小さいのと、石が庵治石で硬く
思いのほか作るのに苦戦しています。
小さくて毛が多いので、
少しでも位置を間違えると形が変わってしまいます。
それに石が硬くてすぐにノミの先が減って
仕事が思うように進んでいきません。
ちゃんとノミの先を研いでおかないと
思うように石が取れません。
力ずくでやって取りすぎてしまわない様に
慎重に作って行かないといけません。
ちょっとワシの考えが甘かったようです。
思いのほか時間がかかる。
現物ではなく写真を見ながら作っているので、
余計に時間がかかります。
納期もあるので必死でやるしかありません。
という事で、
前足、後足、しっぽの形が一対出来ました。

左右を見るとこんな感じです。


こんな感じです。
もう少し細かく作っておきたかったんですが、
上にも書いたんですが
一個一個が小さいので仕上げながら作って行く事にしました。
これ位の作りなので仕上げにも時間がかかりそうです。
次回は顔を作って行きます。
一番のメインと言ってもいい所です。
お楽しみに!
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