お墓が出来上がるとお客様は、

「綺麗に出来た」

「立派なお墓が建った」

「これで一安心」

など、色々と思われると思います。

色々と考えれば考えるほど

出来上がった時は安心されて、

ホッとされるんではないでしょうか。

そこで今日は、

「お墓が出来上がった時に職人が思っている事。」

について書いて行きたいと思います。

創業天保元年 6代目 ものづくりが大好きな 兼子石材店 店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。

お墓が出来上がった時、

頼んだことがキチンとされていたら

お客様は満足されるのではないでしょうか。

頼んだこと以上にやってもらえれば

なおさらです。

しかしワシは、キチンと完成したからと言って

100点満点だとは思っていません。

ワシにとって、お墓は完成した日が終わりではない

という事です。

石を吟味して、

加工のチェックをする。

キチンとした基礎工事と据え付け。

これはやって当たり前の事。

なので完成した時は、

綺麗に仕上がっていて当たりまえだと思っています。

それよりも、

これから先の事の方が気になります。

墓地に行くと、

うちが建てたお墓には自然と目が行きます。

キチンと建っているかなど色んな所を見ています。

昔は今のような基礎工事をせずに据え付けていたお墓もあります。

そんなお墓は、なおさら気になります。

よく見ると少し傾いているお墓もあります。

当時はそれが普通だったと言えばそれまでなんですが、

自分が建てたお墓だけに、

見るとやっぱり気持ちが下がります。

今ではそんな事が無いように、

色々と勉強してやっています。

それでもお墓を建てた後はいつも気になります。

1週間後、1カ月後でも気になって見てしまいます。

それ位で傾いたり石が変色する事なんて無いのに、気になってしまいます。

お墓は常に外にあり、

雨風や太陽の光を浴びています。

日に焼けて石の色が薄くなったり、

雨や汚れを石が吸い込んで

色が変わってきたりもします。

こればかりは防ぎようがありません。

それ以外の事は大地震が来ない限り

キチンと建っていて欲しいと思っていますし、

そうなるように今後も努力していかないとなぁ

と、思って仕事をやっています。

お墓が完成した時に100点ではなく、

10年後、20年後に見た時にも、

「キチンと建っているな。」

と思えるお墓。

ワシにとっては、そんなお墓が100点のお墓なのかもしれません。

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