「石は硬いもの」
って、皆さん思っておられるのではないでしょうか。
「当たり前のことやん。」
って言われそうですね。
では、
石は欠けやすいもの、
と思われている方はおられるんでしょうか?
そう思われている方は、
少ないのではないでしょうか。
今日は、
「石の角は、欠けやすい?」
について書いて行きたいと思います。
創業天保元年 6代目 ものづくりが大好きな 兼子石材店 店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
石は硬いのが当たり前ですが
衝撃を与えると、
特に石の角はすぐに欠けてしまいます。
今でこそ機械が発達して
角を気にしながら加工する所が減りました。
電動の機械がない頃は、
すべて手加工です。
角を作るのにも気を使い、
職人の上手下手がよくわかりました。
石を加工するとき、
ひっくり返したりするとき、
運搬するとき、
据え付けるとき、
石を触っているときは
いつも角を欠けさせないように注意を払って作業しています。
角が欠ければ
失敗で作り直しです。
気を付けすぎるくらい気を付けていいと思っています。
特に据え付けに行っているときは、
欠けさせることは絶対にできません。
据え付けているお墓もそうですが、
隣のお墓や囲いの石など、
現場にはいろんなところに石があります。
もちろん運搬中も気を抜けません。
色んな所に危険がひそんでいます。
小さな欠けでも許されません。
欠けがなくて当たり前です。
出来上がったお墓を見て、
「角が欠けていないな。」
なんて見ている方は、ほとんどおられないと思います。
欠けていなくて当たり前です。
でも、その当たり前のために、
石を加工する時から運搬、据え付けが終わるまで、
職人はずっと石の角に気を使っています。
お客様には気付かれない所かもしれません。
でも、そんな所まで気を使って仕事をするのが、
職人の仕事だとワシは思っています。