創業天保元年 6代目 ものづくりが好きな 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
今日は吸水率。
吸水率とは、
石がどれくらい水を吸い込むかを示す割合で、数値が低いほど水を吸いにくく(耐久性が高い)、数値が高いほど水を吸いやすい(劣化しやすい、コケが生えやすい)傾向があります。これは、石材の微細な隙間(細孔)の量や大きさに起因し、測定は一定量の石を水に浸した前後の重量変化から計算されます(JIS規格では特定の試験片を使用)。
石には目に見えない穴がたくさん開いています。
そこに水が入り込む、
吸水すると言う事です。
例をあげてみます。
庵治石細目(香川県):0.190%

大島石(愛媛県) :0.154%

天山石(佐賀県) :0.089%

うちのあたりでよく出る国産の石です。
次に外国材
アーバングレー(インド):0.056%
黒龍石(K12)(中国) :0.073%

天山石クラスの数値ですねぇ。
ですが外国産がややリードって感じです。
黒石を見ていくと。
インド黒:0.021%
ベルファースト:0.022%
日本の黒石
浮金石は、
なんと0.011%と言うすごさです。
水を吸いにくいので、
寒い地域で好まれるのが分かります。
雪の中に埋もれても水を吸いにくいから良い、
って事なんでしょうね。
御影石では0.3%を超える吸水率の石もあります。
しかし墓石になる石。
色んな加工をしていく。
吸水率だけでは良い加工は出来ません。
上に書いた外国産のあれだけ吸収率の低い石でも、
文字を彫ると吸水率が高い石の方が綺麗に彫れる、
って言う事があります。
何なら吸水率がよく似た天山石の方が綺麗に彫れます。
これもワシの得意な自己満足だと思いますが、
よく見ると、
並べて比べるとよくわかると思います。
なかなか文字もしっかり隅から隅まで見ないとと思いますが、
同じ人が彫っても石によって違うんです。
少しでも綺麗に彫れるように努力はしているんですが、
なかなかうまくいかないのが現実です。
他の石屋さんが彫っているのを墓地でよく見ますが、
やっぱり綺麗に彫れていない。
色んな事を考えると吸水率だけで石を決めるのは難しく思います。
参考までに・・・