墓地でお墓を見た時、ピカピカに磨かれた石を見て

「きれいやなぁ」と思われる方が多いのではないでしょうか。

お墓と言えば、ピカピカに磨いてあるというイメージを持っておられる方も多いと思います。

では、お墓は全部の面をピカピカに磨いた方が良いのでしょうか?

今日は、

「お墓は、ピカピカに磨いてあるほど良い?」

について書いていきたいと思います。

創業天保元年 6代目 ものづくりが大好きな 兼子石材店 店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。

昔のお墓を見ると、磨いていないお墓が多くあります。

うちの親父が若い頃には磨き仕上げもあったのですが、

すべて手で砥石をもって石を擦っていました。

親戚中が手伝いに来ていた

と言っていました。

それぐらい大変な仕事でした。

磨くと高級感が出ます。

それに、磨いていない石に比べると汚れも付きにくくなります。

昔のお墓を見た事がある方は分かると思いますが、

水垢やコケで汚れています。

そういう汚れが付きにくい事も、磨き仕上げのいいところだと思います。

でもこの頃のデザイン墓なんかには磨いていない所も作ってあります。

それはそれでコントラストが出ていい感じに仕上がってます。

石の仕上げには、

色々とあります。

むしり仕上げ(ノミ切り仕上げ)

・ノミで石の表面を削り、自然な凹凸を残す仕上げです。

ビシャン仕上げ

・ビシャンという道具で石の表面を細かく叩き、ザラザラした感じに仕上げます。

小タタキ仕上げ

・タタキという道具で表面を細かく叩き、筋を揃えるように仕上げていきます。

などがあります。

中でも小タタキ仕上げは、職人の技術が必要な手間のかかる仕上げです。

職人が手で叩いていきます。

この小タタキ仕上げを綺麗に仕上げる職人は日本の中でも

数少ないです。

磨き仕上げに比べると、

こうした仕上げは凹凸があるため汚れが付きやすくなります。

その汚れを、

「汚れた。」

と思うか、

「味が出てきた。」

と思うかは、

考え方によると思います。

磨き仕上げでも色々とあります。

完全にピカピカにしない事もあります。

研磨の途中で止めて、

少しだけ光沢を出すような仕上げにする事もあります。

お墓では水を使うので、

入り口なんかは磨かずにビシャン仕上げなんかにしておいた方が

滑りにくいのでいいと思います。

石は同じでも、仕上げ方一つで見え方も使いやすさも変わります。

そこまで考えて作るのがお墓づくりだと思います。

選択肢が増えましたが、

お墓づくりの楽しみが増えたと思って頂ければいいのではないでしょうか。

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