
創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
世界中探せば何種類ぐらいあるのだろう、石の種類。
墓石には合わない石もありますが、その石を除いてもめちゃくちゃたくさんの石があると思います。
ワシが知らない石もめちゃくちゃたくさんあるとおもいます。
色々な墓地に行って建ててある墓石を見ても知らない石がたくさんあります。
問屋さんがサンプルの石を持ってきても見た感じで却下の石がたくさんあります。
一番却下する石が水をよく吸う石です。
よく吸う=石が柔らかい(柔らかいと言っても石なんで硬いですが、加工すると柔らかいのがわかります)
この年まで色々な石を加工してきたのでサンプル見た瞬間で分かる石も多いです。
問屋さんに「水よく吸うやろう?」と聞くと100%「はい」と言います。
後は石目がワシの感覚ですが汚い石は使いません。
この頃思うんですがワシが嫌いでもお施主様は「いいなあ」とおっしゃる可能性もある。
難しい所です。
基本うちの親父が好きだった石をお客様にお勧めしています。
庵治石

大島石

天山石

中国は黒龍石

基本墓石に使う石はこの4種類。
特に中国材やインド材で硬い石は文字を彫った時あまり綺麗に彫れているのを見た事が無い。
そう言う加工して綺麗でない石もワシの選択から外れてしまいます。
これもワシが嫌なだけでお施主様は「いいなあ」と思われるかもわからない。
中国の安い石は軟らかく水が吸いやすいのでお勧めしないのですが予算的にどうしてもそれとなった時は、
色々な良くない所を現場で見ながら説明して、納得して頂いてご購入いただいてます。
色々と種類がありすぎてもお施主様が選びにくいと思うのと、うちみたいに石のランクの特級や1級はある物の
基本4種類しかないのもどうかなと思う事もある。
普通のお客様は石の種類なんか知らずにご来店いただいていると思う。
うちの店では石の銘柄指定で来られたお客様はワシの代に変わってからは一人もいない。
やっぱり石種を増やした方がいいんやろうか?
その方がお客様の選択肢も増えるし。
とりあえずサンプル置くところから始めよう!
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