
創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
昔は墓石の形と言えばこの形という形がありました。
ワシらの所で一般的に多かった形が京都型という形。

岡崎の修行から帰ってきた35年ほど前ぐらいから、墓石の台が2段であったのが3段になったり
花瓶に経机がつくようになりと色々な形の墓石が出てきました。
従来からの和形の墓石に対して、洋墓というキリスト教の方たちの墓石もありました。
台が一段で上の石の正面が斜めになっている墓石です。
それに付け加えてデザイン墓という墓石も出てき始めました。
読んで字のごとくまっすぐに切るだけでなく曲線や細かな細工をした物やモダンなデザインのものなど色々なデザインの墓石が出て来ました。
都会だけやろうと思っていたデザイン墓も、今や田舎のうちらの墓地でも見るようになってきました。
うちの店でもたまに背の低い墓石がいいと言われてデザイン墓を建てさせて頂くこともあるんですが、
うちに来られるお客様は「シンプルな形がいい、洗いやすい形がいい」と言われるお客様が多いです。
一応ホームページの方には色々とデザイン墓も上げさせて頂いているんですが、結構派手なものも多く、
田舎ではちょっとと思われるようなものもあります。
今の所ホームページを見てこれが建てたいですと言われたことはありません(笑)
大きな地震の映像で昔ながらの墓石が倒れている映像を見られているので背の低い墓石がいいとおしゃる方がおおい
のでしょう。
そんな中でも普通の今までの形がいいと言われる方もおられますし、お施主様が納得して形選びもして頂けたらと思います。
なんせ一回立ててしまったらやり直さないのが墓石ですから。
当店にご来店いただけるお客様には40年余りの加工の実績、親父に教えてもらった事、色々な石造物を見てきたり、
全国の色々な石屋さんとのつながりで得たノウハウなどを駆使して色々とご説明させて頂きます。
色んな事を聞かれた上で墓石の形もお決め頂ければなぁと思います。
Facebookコメント