
創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
今回は墓地の囲いの石についてです。
完全に自分が思っている事だけでなんですが。
石屋を40年近くやってきて関西地区で昔から多い囲いの形がこれ!
入り口が階段になっている「クリ階段式」。

特に今写真の囲い石は高さが全部で30センチと高い。
階段になっているので約15センチづつになっている。
階段の間口も50センチほど。
若い頃は何にも思わず据え付けていました。
段々とやっていくにつれて「間口が狭いなあ。」って思うようになり、間口の広い入り口にしたりしていました。

していましたと言ってもお金がかかることなんで、説明して了解を頂いたお客様だけですが。
それからもっと年を取ってから「墓地もバリアフリーがええなぁ。」と思うようになりました。

当然じぶんの体力のなさやうちの親父を見ていて「これから先年行ったら足上がらんようになるし、墓地なんか
手すりもないし、こけたら石だらけの所だけに大ケガする可能性もある。」
しかも自分でもたまにちょっとした高さも足が上がってなくてけつまづいてしまうこともある。
そう思うようになってから「バリアフリー型の囲い石」を進めている。
もちろん石をたくさん使うようになるんでお値段も高くつくのですが、後々の事を考えると、「バリアフリー型の囲い石」がいいと思います。
「バリアフリー型」にしても多少の段ができてしまいますが、今までの囲い石よりは断然低くなりますので安全だと思います。
今までうちの店で進めさせていただいた方で元気な方は「ほんなん大丈夫や。」と言われるお客様が何人かおられました。
づ~とお参りが続けられるといいのですが。
墓地にも手すりを付けなければいけなくなってきたんかなぁ?
こっちも年を取ってきたので色々と考えてしまいます(笑)
なんにしてもお金のいることなので色々な事をよくお考えいただきお選びいただきたいと思います。
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