ブログ

「作る事が好きだからこそ分かる墓石の加工!」

「作る事が好きだからこそ分かる墓石の加工!」

創業天保元年 6代目 ものづくりが好きな 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。

石の仕事を親父と一緒にやり始めた時、

まだまだ自社で加工する事が多かった。

親父もワシも色々な物を作っていた。

簡単な事を言えば、

「石を機械で切る」

事一つとっても親父から

「うちの機械はこう言う癖があるからこうして切れ。」

って言われたり、

機械一つとっても親父は

少しでも良い物を作ろうと色々と考えて仕事をやっていた。

そんな親父を見て仕事をしていたワシも、

当然親父の様に色々考えながら仕事をする。

「親父よりええもん作ったろう。」

と思いながら。

そう思うと、

ものづくりが好きなのは「親父の血を受け継いでいる。」

に違いない。

ワシが小学校から中学校に行っている時は、

家で墓石も作っとった。

ワシもよく石を切らされてた。

それが何時からか墓石の製品を買う様になっとった。

岡崎の修行から帰って来た時に墓石が送られてくると、

親父の検品が始まる。

ちょっとでもダメな所があると即電話。

チョットした所の磨きのツヤまで電話しとった。

もちろん石の目(石の柄)が上から下まで、

何なら花立までもあっていないと即電話です。

もちろん色目が違ってもです。

そんな親父を見ていたから、

ワシもそうなってしまいました(笑)

って言うか同じDNAが流れてるってものすごく思います(笑)

墓石の様な高価な物を購入して頂いているんで

これ位の事はして当たり前やと思っています。

下の写真の庵治石、メッチャ石目もそろっていて今まで最高の庵治石でした。

問屋さんには嫌われているかも分かりませんが、

これぐらい言っといて丁度いいと思います。

なぜかと言うと、

「いい加減な物を送ったら返品を食らう。良い物を作らないと。」

と思わせとかないと、

こちらの段取りもくるうし、

問屋も損やと思う。

大体作っとけば文句を言わない(良い悪いが分からない)石屋が多すぎる。

だからいい製品が送られてこないという事を防ぐ一つの手段だと思っている。

それよりもお施主様に良い物を買って頂きたいという思いの方が大きいんです。

お施主様に分からなくても、

もしワシ自身が納得いかない墓石を建てると、

その墓地に行くたびに気になってしょうがないと思う。

そんな墓石を建てたくない。

なんか長々と書いてしまいましたが

そんな思いで仕事をしています。

Facebookコメント

オンライン

オンラインでのご相談

オンライン相談