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「面白い仕事の見積を頼まれた!」

「面白い仕事の見積を頼まれた!」

創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。

工場から帰ってラインを見ると、

何やら面白そうな仕事の見積の依頼が。

同じ滋賀県石材組合連合会の仲間なんですが、

ワシの持っている技術を分かって連絡してこられました。

詳しくは書きませんが、

ある石製品の一部の部材の見積なんですが、

なんせ古い物に合わせる様に作るという事らしい。

なので小たたき仕上げ。

この石の様に筋が付きます。

この石、柔らかいのでその筋が付きにくいんです。

両刃(タタキ)と言う道具を使っての仕上げ。

こんな道具です。

これで筋を付けていきます。

その他は穴を開けたりもしないといけない。

これもノミを使って加工しないといけない。

言われている石が柔らかめの石。

穴を開けたりするのはちょっと怖い。

慎重にやらないと失敗してしまう。

石が柔らかいのでタタキ仕上げと言っても、

綺麗にタタキの跡が付きにくいんです。

なかなか難儀な石なんですよこれが。

昔の部材と合わすのであまり綺麗に作りすぎてもアカンと思うし、

そのころ合いが難しそうです。

でもまだ見積なんで作るかどうかは分からない。

作るにしても、

この頃ブログに書いている「ある団体」の彫刻が決まれば

春ぐらいまで作れないかもしれない。

昨日もそのある団体さんに見積もりを持って行ったんですが、

上の方おられないうえに会議という事で決定が伸びた。

その結果を聞いたら何時頃できるかも分かるんですが。

ある団体は2種類の見積を出したんですが、

どちらかをされるという事がほぼ間違いなさそうでした。

難しい方を選ばれれば確実に4月以降になる。

見積もってくれと言われた石屋さんの話では、

そんなに急いでないみたいな話なんでありがたいです。

面白い仕事なんで何とかさせて頂けると良いのですが、

なんせ見積もりが難しい。

古い部材に合わせる。

確実に今作る部材は綺麗な石肌になる。

見てませんが古い部材なんで雨風で風化したり、水垢が付いたりで汚れていると思う。

ほぼ手加工なんで面白いのは間違いない!

やらせて頂けるように頑張って見積ろう!

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