
創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
技術力がある職人が時間をかけて作る墓石は値段が高くても当たり前だと思うんですが、
以前「一般の人に、ここがどうだとか、こうやって作っていると言っても何の事か分からない。」って言われたことがある。
「マジですか!」って感じでした。
今までワシがやって来た事は・・・
でも自分が他業種の仕事見ても分からない事があるのと一緒かなぁと思う。
今まで墓石でも色んなことをやって来た、今はもうやってない事もあるんやけども、色々とやっている時に思っていた事は、
「お客様にいい仕事してますね。」って言われるのは当たり前、何ならいい仕事か分からなくても当たり前、
それよりもワシが「いい仕事するなぁ。」と思っている石屋さんに「いい仕事してるなぁ。」って言われるような仕事をしようと思っていた。
えらっそうな言い方かも分かりませんが。
それに色んな事をしていてもお客様にそのことを言った事も一度もない。
それではアカンのかなぁ。
結局技術力はあろうがなかろうが仕事は出来る。
売ったもん勝ちみたいな所がある。
今でもづ~っとやり続けている家紋と供物台の文字彫の加工。


写真で分かるかどうか分かりませんが、分かる石屋さんには大絶賛を受ける。
今までのワシの考えならOK
でもお客様に分かってもらえなければやってないのと一緒。
どういう風に伝えるか、どういう風に分かってもらえるかが今後の課題か?
それとも自己満足で終わるのか?
そんなこと考えていると「もうやらんでもええかなぁ。」とも思う。
でもわしの一番の強みでもある加工技術。

今までづっとやり続けてきたのでこれからもやり続けないと。
やるのを止めていた事も復活したろう。
自己満足万歳!(笑)
やはりわしの強みなんで続けて行こう。
喋るのも下手やしこれしか武器がない。
出来ることは家で作る!
この考え方は岡崎の修業から帰ってきてからずっと続けている。
作るのが好きなんでやめられませんわ(笑)
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