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「労働大臣認定の一級技能士!」

「労働大臣認定の一級技能士!」

創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。

職人の世界にある労働大臣認定の一級技能士。

石材業界には、加工・石張り・石積みの三つの技能検定がある。

一応ワシは三つの技能検定に合格して、三つの一級技能士を持っている。

うちの親父もそうなんですが一級技能士の賞状を店にも家にも飾っていない。

最近まで賞状の置いてある所すら分からんかった(笑)

たまたま違う物を探している時に出てきた(笑)

なぜそんなに執着がないかと言うと、加工は岡崎での修行中に出場した技能五輪の時結構な時間練習をした事があるので、

石材加工は受かって当たり前みたいな所がある。

(石材加工は上の動画の様な仕上げをしていきます)

そんな当たり前に取れる賞状飾る価値がないみたいな、えらっそうな考えから飾っていない。

それに100点満点でも一級技能士、ギリギリの点数で受かっても一級技能士。

ワシの中でなんか値打ちがない。

仕事が出来る人ほど一級技能士ってあんまり言わない。

やっぱりそういう人こそもっと一級技能士って言えばええんちゃうかなって最近思う様になってきた。

なんせいい仕事が出来るんだから。

一般のお客様も昔の人に比べて「いい仕事して欲しい。」とか「いい仕事しとるな。」った言ってくれるお客様が無いに

等しい。

うちに来られるお客様だけかもわかりませんが。

「いい仕事してもしょうがない、いい仕事が出来なくても大丈夫。」みたいになってきている様な気がする。

色んな所で昔の石の製品を見る事がある。

どこの地域に行ってもすごい腕を持った石屋さんがいるなぁって思う。

しかも今の様に電動工具が無い時代の製品にはほんまに驚かされる物がある。

そう言う建造物を見るとワシも作ってみたいと思ってしまう。

今の時代そんな仕事はほぼないと思うけど、あってもワシには話も来ないと思うけど(笑)

ほんまに作ってみたい。

やはり自己満足の世界やとは思うけど・・・

今させて頂いている仕事をワシの持っている技術を100%出してそれを続けて行くしかないなぁ。

そのうちに「いい仕事して。」って言われるお施主様に出会えるとええなぁ。

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