
創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
今回はちょっと緩めで(笑)
大分前ですが、天台宗の僧侶の方(以前は比叡山に長年おられた)に、
「なぜお仏壇に線香をあげると思う?」
って聞かれた。

その時ワシはどう答えたらいいのか分からなかった。
もちろん「浄化」のため、って言うのもあるんですが、
「死者が食べるものでもあるんですよ。」
と言われた。
なんか思いもつかない答えにビックリしたのを覚えている。
でも「そうなのか。」と思い、
種類は少ないですが色んな香りの線香を日替わりであげている。
生きている人間も毎日同じものでは飽きてしまいますよね。
色んなお寺を見に行ったり、お香が売ってある所に行くと
いつも線香を買って帰ってます。
うちの親父が食べ物にうるさかったんで(笑)
あの世で喜んでくれてると良いんですが、
「コレまずいなぁ」
って言うとるかもしれません(笑)
それともう一つ言われたのは、
「仏壇に花をお供えすると言うのに花の向きが仏壇の中向きじゃなく拝んでいる人の方を向いているのはなぜ?」

聞かれた瞬間
「ほんまや!」
っと思った。
小さい時から花の向きは拝む方を向いているんで
勝手にそういうものだと思い込んでいた。
理由は
「仏様の慈悲の心でこちらを向いている」
という事らしい。
「綺麗な花なんでみんなも見て下さい。」
と言う慈悲の心だそうです。
花一つにも仏の教えがあるんですね。
ちょっと考えると、
いや、よ~く考えるとこのような疑問が出てくるのでしょうね。
あまり物事を深く考えないワシにはなかなか出てこない疑問ですが(笑)
この記事を書くにあたって、
ネットで調べてみました。
もちろんほかの意味も色々と書いていました。
でもこの僧侶の方の答えの方がものすごくわかりやすいし、
何か親しみを感じると言うか、
ワシにとってはものすごくいい答えでした。
線香は先ほど書いたみたいに色んな種類の線香をあげ、
花を供える時も
「ありがとうございます。」
っと言う気持ちで花があげられます。
ちょっとした事ですが色んな意味を知っていると
それをやっている時の行動が変わってくると思います。
もっと色々勉強しないと。

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