
創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。
この頃多くなった「墓じまい」
うちの店では新規墓石の何倍もの数で墓じまい。
今年は特にうちの店では墓じまいの件数が増えている。
どんな方が「墓じまい」されているかと言うと、
・遠方に住んでおられてご自身が段々と年を取っていき参りにくくなってきた方。
・遠方に住んでおられて、今住んでいる所に新しく墓石を建てられた方。
・先祖代々の墓石があるので、昔の夫婦墓や個人のお墓を墓じまいされる方。
が、うちの店で多いパターンです。
今日も一件「墓じまい」をさせて頂きました。

個人の墓石です。
これともう一つ。

これも個人墓です。
両方昔のままの施工、やり直した感もなし。
順調に運び出せました。
運び終わりの写真を撮り忘れた。
こう言う昔のまんまの施工にはそこに栗石などの石が埋められていることが多い。
特にこれくらい大きな墓石になると当たり前の様に入っている。
そのまま新しい山砂をかけてしまえば分からなくなってしまいます。
しかしワシはその栗石も取り除いてから山砂で埋め戻しています。


なぜか?
「墓じまい」は元の状態にしてお寺や墓地の管理している所に返却する。
と言うのがルール。
今の様に基礎がキッチリしていたら基礎のコンクリートはもちろんその下の砕石なんかも取り除いて返さなければいけないと思う。
たまに「墓じまい」の後に墓石を建てることがある。
コンクリートのガラが残っていたり砕石が残っている所がある。
こっちがまた捨てなけれがならない。
しかも分別して。
適当にして安く請け負ってるんなぁ?
自分がその後に当たったらどうするんやろうかと思う。
まあそんな事するような業者はしょうもない業者やと思うが、そんな後に当たったらたまったもんやない。
お施主様も管理者にも分からない事だけに人間性が出る。
もっと後の事を考えて仕事をしてほしい。
「墓じまい」だけでなく石工事全般に。
「石屋さんに任しといたら大丈夫や!」
って言われるように。
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