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「狐のお問い合わせがありました!」

「狐のお問い合わせがありました!」

少し前になるんですが電話がかかってきました。

〇〇県の方でした。

「家にある御社の所に狐様を建てたいんですが。」

と言う事でした。

いろんな話をしたんですがなんせ御社が大きいらしい。

近所の方にも立派な御社ですねと言われておられるみたいでした。

「電話なんで御社の大きさも分からないので寸法図って頂けますか?」

「後日おしらせします。」と

御社の大きさが分からないと狐の大きさも決まりません。

話が進む中で今立っている鳥居が木でできているんですが

足元が腐ってきているみたいなんでそれも直したいという話が出てきました。

塩ビのパイプで作るのも違うなと思うしという事で、石でも作れますよとご提案。

とりあえず見積をさせて頂くことになりました。

これも既存の鳥居の寸法も図って頂くようにお願いしました。

少し経ったある日宅急便でお菓子が届きました。

一瞬「誰やねん」って思ったんですが、差出人の名前と住所を見て思い出しました。

「あの狐の問い合わせの方や。」

御社の寸法と鳥居の寸法と写真と一緒にお菓子まで送って頂きました。

ありがとうございました。

なんでもお施主様の家の出入りの造園屋さんに今回の事を話されたらしいです。

すると造園屋さんが

「石屋さんは職人の中でも造園屋とは全然ランクが違う。職人の中でも石屋さんはレベルが上や。

よく石屋さんにそんなこと頼んだな。」

って言われたそうです。

おまけに「菓子折りでも送って丁重にお断りしないと。」

って。

そんなたいそうな職人とちゃいますよ(笑)

それにうちのホームページを見せたらしいです。

するとその造園屋さん

「面構えがいい。〇〇県の石屋にそんな良い面構えをした石屋はおらん。それにこんな彫刻出来る石屋もおらん。」

と大絶賛!

恥ずかしいやら嬉しいやらでした。

それにしても石屋の事をそんな風に思っておられる他業種の職人さんがおられるのにビックリしました。

その造園屋さんが言うのには

「造園屋は少し切り間違えても何とかなる。石屋さんは切り間違えたら終わり。落としても終わり。融通が利かない。」

という事らしい。

昔親父に同じ様な事を言われたことがある。

対象業種は違ったけど。

結構長い事電話でお話しさせて頂きました。

お施主様のお稲荷さんへの想いやワシや石屋への誉め言葉一杯で気分の良い一日が過ごせました。

さてきちんと見積しよう!

当たり前のことですが(笑)

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