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「今度建てる墓石の段取りと墓石への想い!」

「今度建てる墓石の段取りと墓石への想い!」

創業天保元年 6代目 兼子石材店 ポンコツ店主が書く 自分の想いと自己満足劇場のブログです。

以前のブログにも書きましたが、

墓石を建てる段取りの続き。

ワシらのあたりで建てる和型の墓石「京都型」

この墓石の前には供物台と言ってお供え物を置く台があります。

その石に〇〇家と浮かし彫り(文字の周りを彫る)します。

この供物台も香炉の家紋同様綺麗に道具で切って仕上げていきます。

家紋や供物台を綺麗に加工したり文字彫をしている時は

出来るだけ「無心」になって作業していきます。

変な「雑念」が墓石に入らない様に。

「上手に彫りたいや綺麗に彫りたい」と思うのも雑念。

ついつい途中で思う事もありますが

なるべく思わない様に作業しています。

若い時は雑念だらけでした(笑)

ワシらが墓石を建てた後僧侶の方が「性根」を入れられます。

僧侶の方は色々な修業をされ得度を受けられます。

そんな格のある僧侶の性根入れより先にワシごときの念が入ってあったらアカンし格負けする。

なので自分の念を入れたらアカンとワシの爺さんが言っていたそうです。

何を作っても一生懸命作るので念が入ってしまいますが

自分の念は最後には出て行ってもらう様にしています。

ただ「出ていってくださいと」祈るだけですが。

出て行ってるかどうかは分かりませんが(笑)

僧侶の方の性根がお施主様の家の繁栄などに繋がって行くのだと思います。

その後はお施主様たちが墓石に念を入れる番です。

先祖様の事を思いお参りする事で墓石に念が入り

参れば参るほど念が入っていきます。

ご先祖さまも喜ばれるでしょうし、

「いつも行く所」になってきて気持ちも和らぐ場所になって行くように思います。

お参りしたから「何かしてもらえる」ではなく

心が豊かになって行くのではないでしょうか。

その時だけかも分かりませんが。

でもそんな時間を少しでも過ごせるって言うのがいいんじゃないかなって思います。

思い立ったら吉日と言います。

お墓参りに行ってみませんか?!

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